関ノ沢ボルダー


 有東木のボルダーでWスラブ等川の水位が上がり水没する事が多く、安定して登るれのは、次の渇水期まで待つ事になります。 最近は、この有東木ボルダーから、関ノ沢ボルダーへ感心が移り高難度の課題が集中してトライされるようになりました。トポ等が未発表ですが、どなたかまとめてくれるかたがおられると非常に嬉しいのですが。



好感度課題の状況


 ハイボルダー南面の課題や、デッド一発パワー全開,kokeのカンテ左スラブ等上級向けが登られるようになって来ました。比較的ランディングが良いので(デッドを除く)中級者が上級を目指すのに最適化と思われます。グレードに関していろいろな意見が有るのでちょっとまとめ難く悩みます。



2006年2月 近況


 ここ最近富士川などで遊んでいたので久しぶりに安倍川で遊んでみました。安倍川のボルダーエリアは、ここで紹介している有東木入口エリア以外にも、赤水の滝エリアや、ビッグな関ノ沢エリアが有ります。赤水の滝エリアへ20数年ぶりに行って見ましたが、極度に難しい課題と易しすぎて課題とは言い難い課題など梅が島温泉や、大光山へ登山した帰りなどにちょっと寄ってみようかなという程度です。気分転換に滝を見るのも良いと思います。
 関ノ沢は、ビッグです。安倍川の関の沢集落から中の段分岐までの渓谷に無数に転がっています。ハイボルダーですが、下地の良い所だけ選んで登ってみても課題は付きません。唯ちょっと渓谷なので陽が射し難くどちらかと言えば夏向きのエリアです。ここも20数年ぶりに過去に遊んでいた中の段との分岐にある大岩(当時は、十字懸垂ムーブで遊んでいた)より本流上流は、ボルダーは小粒になりますが、盆地状の地形で標高の割には陽が射すと暖かです。ここのエリアの課題は、ボルダー数が多くてまとめきれない事です。アプローチに関しては、駐車スペースが少なくバスなどの公共交通機関の利用をお薦めします。


 メインボルダーのWスラブ面でスラブダイレクトと逆S字の中間フェースが登られました。
 静岡のY君が、がんばって登りきりました。課題名は ロシアンルーレット と名付けられました。
 中間のマントリングが名前の由来です。右側の逆S字のホールドを我慢して使わないで登りきっています。



2006年1月 近況


 風の無く陽射しが有ると非常に暖かく感じます。渇水期なので有東木沢も簡単に靴を脱がなくても飛び石伝いに渡れます。この時期最も登り易いのは、kokeボルダーで周辺の雑草は完全に冬枯れ状態で最高のランディング状態になっており、また岩のフリクションも良く効きます。朝日の当るのもここが一番早くテーブルホエールでアップして中上級課題であるkokeメインや、パイセクルへ取付き易い環境になっています。


 最近各ボルダーの頂上にボルトが埋められている事を確認しました。
 ボルトの可否については、いろいろな意見が有りますが、なるべく各ボルダーともリハーサル無で取付く事を推奨します。各ボルダーとも下からトライを続けながら抜けています。クライミングスタイルとして、ボルダリングとして登るか、トップロープで登るかは、個人の趣向ですので一概になんとも言えませんが、クライミング自体が自己責任型のスポーツですので安全に配慮して楽しむ事については賛成です。


安部川の紹介に戻ります。